1年間のスケジュール
1年間を3つのステップで!
1年間で800~1000時間の社会保険労務士の試験対策。このページではこの1年間をどのようにペース配分して勉強を進めたらよいか概略をお話ししたいと思います。
もっともスクールを利用される場合は、カリキュラムがすでに段階的に勉強を進められるように組まれています。
1年間の学習プランは、年間を3つに分けて考えます。
すなわち
- 基礎力をつくる時期
- 応用力を養成する時期
- 総仕上げ期
です。
社労士の試験日は8月です。
1年間の学習準備、つまり9月から始まる勉強計画は以下の通りです。
9~12月(基礎力養成期)
独学かスクールを利用するかにかかわらず、主要の参考書を始める前に、入門書を読むようにします。
内容はできるだけ平易なものが良くて、できればマンガで書かれている解説本などが適切です。
ここに掛ける時間は1週間ほど。おおまかにでも社労士試験の全体を押さえるようにします。
その後テキストに入ります。テキストを読んでいて、「この条文は、マンガのあの章で語られていたこと』などと思い出しながら勉強するようにします。
この3ヶ月で、テキストはざっとした通読、その後の精読を4~5回繰り返します。
1~4月(実力養成期)
この間は過去問演習を行う時期です。社労士試験にかぎらず、国家試験の試験対策は「過去問中心」で行うのが鉄則です。
年間の3分の1とこだわらずに、参考書の進み具合に応じて何度も繰り返すようにしましょう。
ひとつアドバイスとしては、1回目は半分も正解できないかもしれないということ。それで不安になったりせずに繰り返すことが大切です。
回を繰り返すごとに『どの部分はマスターできていて、どこがウイークポイントか』を冷静に把握するようにします。
そしてウイークポイントを中心に、過去問←→参考書の「往復学習」を繰り返します。
5~7月(総仕上げの時期)
この時期は、模擬試験を受けます。またまた予備校が主催する「法改正セミナー」や「白書対策」などに参加してみるのもよいでしょう。
問題集や参考書どちらがベースでもかまいませんが、重要点や不得意な箇所を、直前期として詰め込むような勉強法が適しているといえるでしょう。